生物の発生 ホヤのいろいろ Menuへ
 
 
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趣旨
   発生とは,たった一つの細胞である卵から親の形を作り上げる過程のことを言う。さらに,次世代を作るための配偶子の形成,個体が老化し死に至る過程も大きな意味で発生過程の一つと言える。その意味で,発生学とはその生物が生まれてから死ぬまでの一生を取り扱う学問分野ということになり,生物のあらゆる生命活動のメカニズムが関わってくるといっても過言ではない。

   そして発生学は現在,これらの発生現象(つまり生命活動)の全体を研究対象とし,遺伝子レベルでそのメカニズムを明らかにしようとしている。その流れから,遺伝情報の全体像を明らかにする「ゲノムプロジェクト」や「cDNAプロジェクト」なども発生学的観点から進展しているものも多くある。

   発生学は,分子生物学的手法の大きな発達により,近年急速に進展してきた。様々な情報が蓄積されてきたが,発生のメカニズムを正確に理解するためには,生物の正常発生の全体像の理解が必要である。

   このコンテンツでは,生物の発生現象を直接目で見ることで,発生現象の総合的なイメージを持ってもらうことを主眼としている。特に受精から初期発生の完了までを通して見てもらうことで,その動きのダイナミックさを実感して頂くとともに,時間軸に沿った発生現象の理解を促したいと考えている。

   この趣旨に沿った実験材料としてさまざまなものが考えられる。今回は,体外受精で全発生過程が直接観察できるもの,発生が早く全発生過程を通した記録が容易なもの,できれば我々ヒトに近い構造を有した動物であること,などの条件を考慮し「ホヤ」を選択した。

   配偶子の形成から受精,初期発生の全過程,変態,成体まで,発生の時間軸に沿ってホヤの一生が動画を中心に視覚的に提示されている。それぞれのイベントの解説も加えられているので,実際に見ている胚の中で何が起こっているのかを理解することも容易となるだろう。
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使い方
■メニューページ
本コンテンツの目次となるページ。
メニューページ
A各発生過程「解説」ページへのリンク
B各発生過程「Point」ページへのリンク


■解説ページ
各発生過程での解説が示されている。
解説ページ
C各発生過程「解説」ページへのリンク
D現在表示している発生過程の「Point」ページへのリンク
E動画を再生するリンク
Fメニューページへのリンク


■Pointページ
各発生過程における特徴的な事柄を説明するページ。
Pointページ
G資料のサムネイル(クリックすると資料が拡大表示される)
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動画
 動画には、利用者の環境を想定して、「高画質」「低画質」の2タイプを用意している。

□高画質
資料としての精度を重要視。画質は優れているが、ファイルサイズが大きい。
表示サイズ:720×480pixel,フレームレート:10 fps

□低画質
インターネット接続環境を想定しつつ、資料として最低限の品質を保っている。「高画質」に比べファイルサイズは抑えられている。
表示サイズ:360×240pixel,フレームレート:10 fps

動画の再生にはQuickTime®Playerが必要です。
利用環境:ディスプレイ1024×768(XGA)以上
プラグイン・プレーヤー:QuickTime®Player4.1.2以降(動画再生時)
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→QuickTime®Player:http://www.apple.co.jp/quicktime/download/
QuickTime®は、米国およびその他の国々で登録されたApple Computer Inc.の商標です。
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クレジット
□企画・製作
甲南大学
理工学部 生物学科 助教授 西方敬人
情報教育研究センター

□制作
株式会社ジークス

このコンテンツに関するお問い合わせは nisikata@konan-u.ac.jp (甲南大学 理工学部 生物学科 助教授 西方敬人)まで。
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