いかがでしたか。発音練習は急に成果が上がるものではありません。それに人によって上達の進度も違います。気長に繰り返し練習を続けてみてください。
またここで扱った英語発音は実はほんの一部にすぎません。入門ということで特に大事なものを選びました。
私は日本人がアメリカ人やイギリス人のように英語を発音すべきだとは思いません。ただ英語でコミュニケーションを行なう場合に標準的とされるアメリカ発音やイギリス発音を身に付けていると自分が言っていることを理解されやすいので、練習しておいたほうがいいだろうとは思うのです。ですからみなさんもどうしても発音できない音があったとしても、私は日本語がよくできるから英語も日本語風になるのだと思っていたらいいと思います。ただ練習はまずやってみる価値はあるのではないでしょうか。
最後に発音モデルとして協力してくださった Paul Ross 氏と Mark Senior 氏に深く感謝の意を表します。
またこのプログラムに使われている発音記号は IPA(International Phonetic Alphabet) に基づいています。
甲南大学 国際言語文化センター 伊庭 緑 |