
世代別のコンピュータ(前世代)
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階差機関
- 開発者
- 19世紀イギリスの数学者チャールズ・バベッジ(1833年)
- 「コンピュータの父」と呼ばれている
- 構造
- 歯車を組み合わせた機械的な計算機
- ストア(記憶)
- ミル(演算)
- ストアとミルを連結するためのギアとレバーからなる伝達機構
- 入出力もあった
- 特性・特徴
- 三角関数や対数などの複雑な数式も、隣同士の差が一定になることに着目
- この性質を利用し、単純な操作の繰り返しで複雑な数式を計算する
- 複雑な多項式を計算可能であった
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解析機関
- 構造
- 歯車を組み合わせた機械的なコンピュータ
- 入力装置、出力装置、演算装置、記憶装置で構成
- 特性・特徴
- 今日のコンピュータとほぼ同じ構成になっている
- パンチカード(プログラム)を入力装置が読込み、演算結果を出力装置が印刷する
 パンチカード |
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マークT
- 開発者
- エイケン(左から3番目)ら(1844年)
- ハーバード大学とIBMの共同開発
- 構造
- 約3000個のリレー(継電器)を組み合わせて構成(リレー式計算機)
- リレーはコイルに電流を流すと電磁石になる性質を利用している
- コイルが電磁石になったとき鉄板を吸着させ、鉄板に付けられているスイッチの接点を閉じたり、開いたりする機能を利用して素子を構成
- 特性・特徴
- 23桁の加減算を0.3秒で行なった
- その後1952年に完成したマークWは、初めて記憶素子として磁気コアが使用
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日本の計算機開発
- 研究機関を中心にリレー計算機の開発が行われ、一部のメーカにより商品化されて実用
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