
ニューロコンピュータ
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概要
- 神経回路の単純な機能をコンピュータの上に構築することにより、判断、認識、記憶といった、知能的機能をコンピュータに持たせるコンピュータ
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特性・特徴
- 神経細胞は細胞の一種なので細胞膜の内外では電位差がある
- 神経細胞の外部からシナプス結合を通して入力信号があると、内部電位は徐々に上昇する
- ある閾値を超えると内部電位は瞬間的に電流を流す“興奮”または“発火”現象を起こす
- 上記のニューロンの特徴を利用し、「学習」するコンピュータを構成する
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構造
- 下図はニューロン(神経細胞)をモデル化したものである
- 入力X0・・・Xnから出力Y=w0X0+w1X1+・・・+wnXnを求めることができる
- w0〜wnは重みと呼ばれる補正パラメータである
- 重みは「学習」することで変更が可能である
- 下図はニューロンを組み合わせた階層型ニューラルネットワーク である
- 入力層のニューロンにサンプルデータを与え、出力層のニューロンが「教師」データに近づくようにニューロンの重みを変更することでニューラルネットワークは「学習」する
- ニューロンの層をいくつもの層で構成することで複雑なパターンを認識できる
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用途
- 制御システムや画像、文字画像などのパターン認識に用いられている
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動向
- 最近は、応用志向の研究と、脳型コンピュータの基礎研究の方向に研究が分散した
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