- 多くのコンピュータでは一般的に負の数は2の補数を用いる
- 減算が加算として行える→ハードウェアの構造を簡単にできる
- 減算回路を使用しなくてよくなる
- ハードウェアの構造を簡単にできる
- nビットで表現できる範囲
- 1の補数: -2n-1-1〜 2n-1-1
- 2の補数: -2n-1〜 2n-1-1
- 扱う数の最大値と最小値を考慮して,nをいくらにするかを決めることが重要
各数値表現の比較(4ビットの場合)
- 絶対値と1の補数では、-7〜7(-23-1-1〜 23-1-1)を表現できる
- 2の補数では、-8〜7(-23-1〜 23-1-1)を表現できる
- 下図のように、絶対値と1の補数は0を+0、-0の2種類で表現するのに対し、2の補数は0が1種類で表現することから、2の補数は負の数を1種類多く表現できる