
ゾーン10進数、パック10進数
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ゾーン10進数
- 構造
- 一桁の数値を1バイトで表す方法
- 1バイトの上位4ビットをゾーン部と言い、JISコードの場合は0011、EBCDICコードの場合は1111が設定される
(文字コードについては、4章:文字列の表現で後述)
- 1バイトの下位4ビットが数値を表す
- 最下位桁のゾーン部は正負の符号を表す(正:1100、負1101とすることが多い)
- 例
- ゾーン部を0011とする
794→ゾーン10進数にしたときのビットパターンは、
0011 0111 0011 1001 1100 0100
- -182→ゾーン10進数にしたときのビットパターンは、
0011 0001 0011 1000 1101 0010
青の部分はゾーン部、赤の部分は正負を現すビット列が入る
- 特徴
- 1バイトでその数値の文字コードを表す
- 数値と文字の変換が簡単に行える
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パック10進数
- 構造
- 1桁の数値を4ビットで表現する方法
- 最下位の4ビットは正負の符号を示す(正:1100、負1101とすることが多い)
- 桁数か偶数のときは、左の左端に0000を入れ、データを整数バイトで表せるようにする
- 例
- 794→パック10進数にしたときのビットパターンは、
0111 1001 0100 1100
- -182→パック10進数にしたときのビットパターンは、
0001 1000 0010 1101
- 4321 →パック10進数にしたときのビットパターンは、
0100 0011 0010 0001 1100
上記の表現だと、2.5バイトであるので左端に0000を挿入し、3バイトにする
0000 0100 0011 0010 0001 1100
- 特徴
- ゾーン10進数と比較して、必要な桁数が少なくてすむ
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