先頭へ先頭へキャッシュメモリとは
- CPU内のレジスタの処理時間に比べ、主記憶装置へのアクセス速度は遅い
- CPUと主記憶装置の速度差を補うなめに、小容量の高速なメモリー(SRAM)をCPUと主記憶の間に置く
- 主記憶のある部分だけをキャッシュメモリ上に置く
- CPUはキャッシュメモリー上のデータを頻繁にアクセス(高速)
- あるところでキャッシュの内容を主記憶に転送
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キャッシュメモリを使用した場合のアクセス時間
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- ヒット率:データやプログラムがキャッシュメモリーに存在する確率
- 90%以上のヒット率が可能
- NFP(Not Found Probability):目的のデータやプログラムが主記憶にある確率
NFP=1-ヒット率
- 平均アクセス時間=ヒット率×キャッシュメモリのアクセス時間+NFP×主記憶装置のアクセス時間
例題
- 以下の仕様のCPUの平均アクセス時間を求めよ(1ナノ秒=10-9秒)
平均アクセス時間=(0.9×50ナノ秒)+(0.1×450ナノ秒)=90ナノ秒
主記憶装置だけのアクセス時間と比較すると、
450ナノ秒÷90ナノ秒=5(倍)
の速さでアクセスできる