13. ロボットと人工知能

  手塚治虫の鉄腕アトムをはじめて見たときに、このような人の格好をしたロボットが出てくるのは、いつになるのだろうと思った。あれから、数十年が経過した。欧米では、神との関連で人間型ロボットを嫌がる風潮が一部にあり、科学技術のみでこの問題を考えることの難しさが残っている。しかし、日本では神に対する希薄な風土のために、人間型のロボットが出現したのかも知れない。

  ロボットは、機械、電気、ソフトウェアなどの複数の分野の成果を踏まえた総合的な科学技術の集積の成果物である。体中のセンサからの情報をとらえて判断し、体に次の動作を命令する。その命令に応じて、動作を行う。ロボットが出現してからあまり時間が経過していないが、毎年その進歩がマスコミを賑わしている。

  本章では、ロボットの黎明期から現在までの歴史を追いかける。ロボットの可能性を体感してほしい。



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