有機農業と慣行(化学)農業の違いのめやす |
比較項目 |
有機農業 |
慣行(化学)農業 |
肥料 |
堆肥、緑肥、液肥、ボカシ肥 |
化学肥料(最近は有機物や、微量要素を混ぜたものもある) |
作付け |
少量多品種(沢山の種類を少しずつ栽培する)を、輪作(作るものを、順繰りに変える) |
単作(1種類を広い面積に作付けする)と、連作(毎年同じ物を作る) |
病害虫 対策 |
混作、自然の天敵利用、木酢等天然素材を利用する。防虫ネット、在来種等の耐病性品種を使う。 |
農薬散布、(殺虫剤、人工的な天敵利用、殺菌剤等)、無菌室、防虫ネット等 |
雑草対策 |
手で取る、ワラマルチ、アイガモやコイ、ザリガニ、れんげマルチ等 |
除草剤、ビニ−ルマルチ(ポリマルチ)等 |
連作障害 対策 |
輪作、混作、共栄作物、緑肥の利用等 |
農薬(土壌消毒)、天地返し、客土等 |
生産物 |
自然な味、日持ちが良い、体に良い。形が不揃い。虫食いがあるものもある。 |
味が悪い、日持ちがしない。残留農薬があると、体に良くない。虫食いがなく、形や大きさが揃って、見た目にきれい。 |
(「土と健康」 1999・8.9月号 P17・22 日本有機農業研究会) |