human and environment
4-1.「生まれ出ずる場所」
- 環境とコスモロジー 北米先住民の砂絵から -  久武 哲也



 祝福の道に描かれる地母のうち、上図は、かなり変形したものになりますが、基本的パターンは美の道と同じようなものです。祝福の道の地母には、大事なものとして「出現の穴」というものが描かれています。これは、子宮です。人間は、大地の地下からだんだんと上がってきたもの、四つの世界を経て地上へ上がってきたものという意味を表わしています。大地の子宮、地下の一番深い黒の世界から、青の世界、黄色の世界、そして白の世界、この白の世界は地上ですが、こういう地下の世界からだんだん上がってくるプロセスとして人間や世界の発生の神話が語られるのです。