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 卒業後あまたの有名企業からの就職の誘いを断って、ホワイト・ラビットの社長業に専念することにしたナベちゃんですが、同級生の大塚真弓が経営するブラック・シャークが関東・東北・北海道の市場を押さえているため、ホワイト・ラビットの パソコン・プロテクター事業は相変わらず伸び悩んでいます。
 泰子に相談すると、向こうも同じことで悩んでいるかもしれないから、いっそのことM&Aを仕掛けてみたらどうかとけしかけられました。
 そして、久しぶりの同窓会。真弓と鉢合わせしたナベちゃんは、会がはねたあと思い切って真弓をホテルのバーに誘いました。ひとしきり学生時代の思い出話に花を咲かせた後、ナベちゃんは真弓にブラック・シャークの買収を申し出ました。最初は驚いていた真弓ですが、しばらく黙って考えた後、ニヤリと笑うと条件を出してきました。