日本史に弱いナベちゃんは、京都に住むゼミの同級生・大塚真弓(18歳)に、 名香[蘭奢待](らんじゃたい)を見せて相談しました。 すると、真弓が小学生の時から通っている茶道教室の師匠の知り合いに北白川に住む大金持ちがいて、 是非譲ってほしいという話が舞い込みました。
喜んだナベちゃんは、相手の気が変わらないうちにと、 さっそく先方の言い値の3000万円で名香[蘭奢待]の1つを手放し、 めでたくホワイト・ラビットの資本金を2000万円に増資することができました。