甲南大学理工学部にはいくつかの半導体関連の講義または実験が用意されている。本コンテンツは、それらを有機的に結び付け理解を深めることを目的としている。そのため初学者に理解しやすいように式を用いずビジュアルな表記につとめた。そのため表記はかなり誇張され正確さはないことに注意していただきたい。正確な表記は講義で行なうことを前提にしている。
このコンテンツにかかれた内容は本来講義や実験で解説しているものである。したがってこれらがきちんと理解できていれば本コンテンツを得に参照する必要はない。しかしながら現実には実験と講義を連続的に行なっているわけではなく時間的に前後する。その時間的なずれを補う「つなぎ」として本コンテンツを使っていただければありがたい。物理学科のカリキュラムは講義を聞く前に実験を行なう順番になっている。
実験を行なっている際には講義で行なう厳密な取り扱いはともかく実験の内容を直感的に把握する必要があろう。そのときにこのコンテンツを用いてほしい。
又講義を聞いている際には実験の内容を忘れていることも多いと思う。そのときにこのコンテンツをみて実験の内容を思い出していただければありがたい。
さらには大学を卒業して就職した後にも半導体の知識が必要になって来ることが想定される。そのときにはこのコンテンツの存在を思い出し学外からアクセスして欲しい。在学中に学習した内容が思い出されるであろうから、このコンテンツをもとに在学中のノート、教科書を復習して欲しい。
物理学の習得にはは講義と実験が重要であるこというまでもない。
私の個人的な思想としては学習にインターネットを使うのは好まない。しかしインターネットには時間と空間を圧縮する計り知れない能力がある。私は楽をして学習するためにインターネット上にこのコンテンツを掲載したわけではない。インター ネットの持つ威力をいかに学習に反映させるかというひとつの実験である。
使い方は利用者次第であるが、積極的にインターネットの持つ威力を使いこなして欲しい。
繰り返しになるがインターネットを活用するということは講義に出なくてもよいとか教科書を読まなくてよいとか、そういう類いのものではないことを再確認して欲しい。
このようなビジュアルな表記は甲南大学以外の方々が半導体の概念をつかむうえでも有用であろうと考え学外者が参照できるようにした。
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