社会調査工房オンライン-社会調査の方法
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5-1-7 周到な準備―あたって砕けるな
学生からのコメント−こんな失敗、アドバイス

「怪しい者ではありません」 という学生からのコメントにたいして
  • 「私は今、授業でやっているんだよ!怪しい者ではありません!」てゆーのを一目でわかるような物をもっていればよかったかも。明らかに最初に不審な顔をされたから。でも、ちゃんと説明したらみな、快く承知してくれたから、最初に声をかける文句は心のなかで繰り返すのがBest!
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    • 「怪しい者ではありません!」とか、一目でわかるものを持ってゆけばよかったと書いてあるけれど、パネルにして書いていったとしても怪しむ人は怪しむと思った。だからどーすれば一番気楽にインタビューを受けてくれるのかなと思った。
    • 「私は怪しい者ではありません」と一目で分かる物って何だろうか。名刺が信用ならないのは当然だし(もう少し言葉を加えるなら、名刺はあくまでも「自称」なので、いくらでも捏造できる)、一目で分かる物なんて実はないんじゃないかと思えてくる。大学のジャージでも買って着て行くといいのだろうか?「私は怪しい者ではありません」と自称するほど怪しい者はないと思うが・・・。
    • 私の予想では、誰でも他人に話しかけられた時点で「何やろ、この人」と思うはずです。「怪しい」と感じるのはその後の言葉使いや調査内容の伝達にこちら側の不備があったからだと思います。「怪しいと思われたらどうしよう」と思っている人のその姿が一番怪しいと思うので、自分の調査に信念をもって敬語や予備知識を入念に調べておけばインタビューに踏み込みやすくなるのではないでしょうか。

事前確認、予備知識、機材チェック
  • 調査地までの距離を事前に調べていなくて、どのくらいかかるのか分からなく、待ち合わせの時間に遅れてしまった。貴重な時間を割いてもらったのに結局、時間が足りなくなってしまいました。相手に対して本当に失礼にあたるので、次は同じ間違いをしないように、事前にちゃんと確認しておこうと思います。外で話を聞くのだったら、寒すぎて気が散らないように、そのときの気温にあった格好することも大切だと思います。
  • インタビューのなかでの失敗は、恥ずかしがって積極的に接していけなかった事です。そのせいで貴重な時間を無駄にしてしまいました。どうせしなくてはいけないことなのだから、自分から積極的にいくべきだと思いました。他に調査地までの地理・距離感・交通ルールなどをしっかり把握していなかったので思ったより時間がかかり、大幅なタイムロスをしてしまいました。インタビューにはできるだけ余裕をもたせた時間設定が必要だと思いました。最後に、取材させていただく人に対して誠意を持って接することです。長くつきあっていくので大切にしたいです。
  • 1回生の夏に初めて実地調査をした、中華街の歴史についてレポートを作るため、まず本を読んで基礎知識をつけてから実際に中華街へ行って華僑の方がどういう生活をしているのかを見てみようと思った。何か話を聞ければいいなと甘い考えを持っていったのですが、夏休み中の横浜中華街は人でごった返していて華僑らしき人は忙しそうで、それどころではありませんでした。ちゃんと前もって約束を取り付けるべきだったでしょうが横浜滞在の期間も限られていましたから、形式ばったインタビューは、長期滞在や現場が自宅にあるときでないと無理だと言うことを学びました。
  • ゼミで私たち3人グループはあるフリースクールにインタビューをしに行きました。アポをとるまでは順調にきましたが、いざインタビューをしに行ったときに、その団体についてほとんど知識がなかったため、インタビューさせてもらった人がほぼ1人でしゃべり続ける状態でした。その人の話につっこむこともできず、ただただ、メモをとるだけの形になってしまいました。テープレコーダーもなかったので、走り書きしたメモと記憶だけではあやふやな点もあり、私たち3人でもっている知識が違ったため、話のとり方もまとまりがありませんでした。インタビューアーが複数の場合は、あらかじめ自分たちでいろいろ話し合い、自分たちを知ることも必要だと思いました。
  • 私はインタビューを何回かしたことがあるのですが、ある程度の知識を持って臨んだつもりだったが、インタビューする前から「詳しいことを言っても、どうぜわからんやろ?」的な言葉を言われて、ショックを受けました。ショックを受けたということは、まだまだ私の知識が浅かったのだと思いました。私が、インタビューするうえで気をつけていることは、服装はやっぱりズボンをはいていくこと。どこで座るかわからないし、気楽に話しが聞けると思う。あと、ヒール靴ははかない。ヒール靴を履いていると軽く見られそうで、深いことが聞けそうにないので。
  • テープに録音する形式をとって調査を行った。プリントの例と同じく録音の一部を失敗。1. 録音の押しが甘く、一部20〜30分間奇抜な音の録音になってしまっていた。ノートをあまりとっていなかったので、内容がわからずのままになってしまった。2. インタビューに答えてくれている人の声よりまわりの雑音が大きく、ききとりにくい面が見られた。3. 雑談部分を録音したり、しなかったりしていたが、雑談部分に大切なことを言っていることもあるので、ずっととり続けていればよかったこと。ノートだけだと自分であとで読み返してみて意味がわからない部分が多くて困った。
  • カセットデッキをしのばせて行って先方に許可もえずにカセットテープに録音し後で先方にしかられてしまいました。
  • 前期の実習課題で家のデジカメを持って岡本をうろうろしていたのですが、充電したはずなのにバッテリーが2,3枚撮っただけで切れてしまいました。充電って時々完了してもちゃんとできていないときがあるので予備など一応持っていけば困らないと思います。またデジカメやビデオ・カメラの使い方をきちんと知っておく必要があると思います。フラッシュを光らせないようにするとか走っているものを撮影するなど、機種によって機能も違ったりするので効果的に活用するために事前に試しておいたほうがいいと思います。

失敗談に執着しない
  • 失敗談に執着しすぎるのはよくないと思います。特にあまり経験のない人にとっては恐怖感をあおるだけで腰を重くさせる結果となるのではないでしょうか。失敗とは自分でやって自分でその痛みを感じないとなかなか分かりづらいし、絶対にインタビューしていくうえで経験することだと思うので、人の失敗談をきくだけではその意義は薄いと思います。自分で失敗することで反省して次に向けてよりよいインタビュー方法を考えることができるようになるのではないでしょうか。

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