Systematics
卵菌綱 Oomycetes
(真核帝国 - クロミスタ界 - 不等毛亜界 - ビギラ門 - 卵菌綱)

特 徴
写真・動画
系統関係
特徴

卵菌類とは造卵器と造精器による有性生殖によって卵胞子を生じる菌類の一群で、74属580種を含む(岩波生物学事典)。栄養体は無隔壁、多核の菌糸体、もしくは単細胞で、細胞壁の成分は主にセルロースとβグルカンで、少数ながらキチンを含むものもいる。本菌群は淡水域で腐生的生活をするものや淡水産-海産の藻類、ミズカビ、微小水生動物に寄生するもの、陸生種子植物に寄生するものなど、その生態は様々で変化に富んでいる。

卵菌類は遊走子嚢に遊走子を生産することで無性生殖を行い、遊走細胞の前端に鞭毛を持つ一次遊走子と細胞の側方に鞭毛を持つ二次遊走子の両方のステージを持つもの(dimorphism : ミズカビ目など)と二次遊走子のステージのみを持つもの(monomorphism : ツユカビ目など)がいる。一次遊走子のみのステージを持つ生物も少数ながら存在するとされている。

卵菌類は栄養細胞の形態、卵胞子の構造、遊走子嚢の形成、遊走子放出様式、生態学的特徴などによって分類されている。