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原価計算 | 長坂悦敬 |
第1章 原価計算の概要
1-3 原価計算と工業簿記は密接な関係 |
商業簿記:商品販売業を営む企業に適用
工業簿記:製造業を営む企業に適用
製造業では、商品販売業と同様に企業外部との活動(取引)を記帳するとともに、企業内部で行われる製品を製造するという活動(取引)についても記帳することになる。製造業では、原材料を加工して出来上がった製品を販売するため、販売された製品の原価(売上原価)は、その製品がいくらでできたか? が分からないと記帳できない。
そこで、製造業では「原価計算」という手続きを行う。
原価計算:製品の製造に投入された原価から製品原価、仕掛品原価あるいは仕損品原価などを計算する。
工業簿記:その計算結果を複式簿記の原理に基づいて記録する活動。
原価計算 → (計算結果を提供) → 工業簿記
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