|
|
■ | 発展途上国での通貨危機はこれまでも多く見られました。 しかし、1997年のアジア危機は、1980年代のメキシコ・ブラジルなどのラテン・アメリカでの通貨危機とは、原因と構造が異なり、「21世紀型の通貨危機」とか、「資本収支危機」と呼ばれている。 |
■ | 1980年代のラテン・アメリカでの通貨危機では、経常収支の慢性的赤字や財政赤字が主たる原因でしたが、97年のアジア危機では資本収支の急速な赤字化が主たる原因でした。 |
■ | 先に見た、グローバル・マネーの暴走(国際金融市場の不安定性)という問題からアジア危機を見るために、「資本収支」の問題を考えましょう。 |
|
|