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■ | 次の<図6>では、先に見た資本収支と、(2)証券投資、(3)銀行融資の動きを示しています。 韓国では96年まで、(3)銀行融資などと、(2)証券投資の形態で大規模な資本流入が見られます。つまり、1990年代前半に「21世紀はアジアの時代」「アジアは世界の成長センター」という評価の下に、大量の資本が韓国やタイ、インドネシアに投資されました。韓国に対しては、(3)銀行融資の形態で最も多くの外貨が流入し、次に、株式・債券投資という(2)証券投資の形態での流入が見られました。 |
■ | しかし、銀行融資は、満期が1年未満の短期融資の形態が多く、結果的に韓国は多額の外貨債務を抱えることになる。 |
■ | <図7>は、韓国の銀行・企業が国内の法人だけでなく、海外法人を通じて、またオフショア市場を通じて海外金融機関から借入れた外貨債務の残高を示しています。この表に示したように、債務残高93年から96年に3倍近くに急増しています。特に、短期の外貨債務が急増していることが分かります。 |
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