マーケット・リサーチ マーケティング管理論

 どのような形で物を売り込むか、という問題に直面した時に、その物の市場に対する分析が必要になります。

 客観的なデータに基づいてマーケティングの政策を実行するためには、はじめにどの政策に関する見直しをするか決め、それに応じてデータの種類を確定する必要があります。その上で、データ収集の方法を決めます。

 データ収集の方法には、質問法、観察法、実験法などがあり、その際、母集団の設定、標本の抽出方法などが検討されなければなりません。

 最終的な統計分析には、最低でも最小二乗法や検定に関する知識が必要です。このような分析を通じて初めて、客観的な市場分析になります。
(大塚 晴之)