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quantum mechanics
5-2. ポテンシャルの階段による反射と透過
- 内向波・外向波 -
量子力学 - 太田 雅久
第三章で流束についての勉強をしました。定義は

数式

でした。
今、波数kで自由に運動をする粒子が平面波で表されるとして、平面波数式数式の流束を調べてみます。数式の場合、数式です。これを定義式に代入すると、

数式

となります。数式は運動量ですから数式となって古典的な粒子の速度に対応します。重要なのはこの量が正であるということです。このことよりら数式はらxの正の方向に進む粒子或いは波と考えられ、原点に向かってくる波ということで内向波といいます。
数式の場合はどうでしょうか?この場合、数式となります。従って

数式

となり、xの負の方向に進む波を示しています。

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