社会調査工房オンライン-社会調査の方法
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1-1 質問紙調査の企画・設計
1-1-1 質問紙調査の種類


  • 面接調査法(他記式)
     調査者が調査対象者に面接し、質問紙の順に口頭で回答を得、調査員が記入する。
     [長所]誤記入が少ない。回収率が高い。質問間の影響が少ない。
     [短所]資金と多数の調査員を必要とする。調査員の態度が調査者に影響する。
  • 留置調査法(自記式)
     調査者が調査票を配布し、調査対象者自身が記入し、一定期間後にそれを回収する。
     [長所]調査対象者の都合に合わせられる。
     [短所]本当に本人が記入したかわからない。
  • 郵送調査法(自記式)
     郵送にて調査票の配布・回収を行う(留置調査の調査員を郵送に代えたもの)。
     [長所]経費削減できる。広範囲を対象にできる。調査者の人的影響を排除可能。
     [短所]留置調査の欠点がより強まる。回収率が低い。
  • 集合調査法(自記式)
     調査対象者に一定の場所に集まってもらい、その場で配布・記入・回収を行う。
     [長所]効率的に調査を行うことができる。
     [短所]会場の雰囲気や集合的な効果が強く影響する。
  • 電話調査法(多記式)
     調査者が電話をかけ、質問を読み上げながら回答を得る(アメリカでは一般的)。
     [長所]経費削減できる。短期間・広範囲の調査が可能。
     [短所]すべての人が電話を持っているわけではない。
  • インターネット調査(自記式)
     調査対象者がインターネットのホームページ(フォーム)から直接回答する。
     [長所]設計により、データセットの構築まで一気に可能。
     [短所]機器利用率の問題。オープンに行う場合母集団の特定が困難。
  • その他…
     FAX、E-mailなどを用いた方法。郵送調査、電話調査、インターネット調査に類似。

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