社会調査工房オンライン-社会調査の方法
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1-2 調査票の作成
1-2-3 選択肢


回答方法・選択肢の種類
  • 単一回答:複数の選択肢の中から1つだけ選ぶ。
    例:「以下の中から、もっともあてはまるものをひとつだけ選んでください。」
  • 複数回答:複数の選択肢の中から複数の回答を選ぶ。
    例:「3つ」「3つまで」「いくつでも」「好きなものから順に3つ(まで)」など
    多様な聞き方ができるが、集計・分析のことを考慮しておく必要がある。
  • 数字記入:数字を直接記入する。
    例:「あなたの年齢を記入してください。」「パソコンの所有台数をお答えください。」
  • 自由回答:あるテーマについて自由に記入する。
    例:「あなたが日ごろ悩んでいることについて、自由にお書きください。」
    ただ、自由回答は、後の処理(アフターコーディングの必要等)が面倒ということもあり、プリテスト(事前調査)以外では、その数は必要最小限に止めるのが望ましい

尺度:名義尺度と間隔尺度
  • 名義尺度:順序や距離がない選択肢群
    「1.男 2.女」「1.赤 2.白 3.青」など
  • 間隔尺度:対象とする事象を距離(等間隔)として取り扱う選択肢群
    ○ 「1.とても満足 2.やや満足 3.やや不満 4.とても不満」
    × 「1.とても満足 2.やや満足 3.どちらかといえば満足 4.不満」

選択肢作成上の注意
  • 最も重要なこと:選択肢は、相互排他的で網羅的であること!
    ⇒ 選択肢が意味する内容が他の選択肢と重ならないようにする。
    ⇒ 質問に対して、可能性がある選択肢は基本的に網羅する。
  • 選択肢の作り方によって、回答結果がまったく異なることに注意。

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