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どのような時に使うか
- 値の再割り当てを使って0〜4点のスコアに変換した意識a、意識b、意識cを足し合わせて1つの意識変数をつくりたいとき。
操作手順
- 計算に使う変数の欠損値が指定されていることを確認する。欠損値があるにも関わらずきちんと指定されていないと、欠損値も計算に含まれてしまう(欠損値は通常9や9999が使われているので、計算の結果ありえない大きな数字が出現することになる)。
- [変換]→[変数の計算]へ進んで以下のウィンドウが表示されたら、①「目標変数」欄に計算して作成する新しい変数の名前(名付けは自由)を入力する。②矢印ボタンを使って左側のボックスから計算に使いたい変数を「数式」欄に移動させて、中央の電卓ボタンを使いながら計算式を作成する。③[OK]を押して実行する。
下の画像は、新しい変数の名前を「Q01SCORE」として、「数式」欄に、左側のボックスから「Q01A_score」を矢印ボタンを押して移動させ、次に中央の電卓ボタンにある「+」を押す、「Q01B_score」を移動させ、中央の電卓ボタンの「+」を押す、さらに「Q01C\score」を移動させ、「+」を押す、という作業を行っている。
- 新しく計算した変数の「ラベル」を入力する。「小数桁数」が2になっているので、これを0にする。念のため新しい変数の度数分布を確認して異常な値が出現していないか確認する(このとき「システム欠損値」のケース数が表示される場合があるが、これは計算に使った変数が欠損値だったため新しい変数が計算されなかったところに「.」(これを「システム欠損値」という)が入るためで、分析のうえで特に気にする必要はない)。
注意事項
- 変数をいくつか足し合わせて新しい変数をつくるときは、足し合わせることの理屈があるかどうか確認すること。後で「なぜこれとこれを足したのか?」という質問に答えられないということのないように。
- 計算に用いる変数の欠損値が指定されていることを確認すること。
- 足し合わせた後の変数を今度は値の再割り当てでカテゴリ化してクロス集計するなど他の方法との組み合わせがよく行われるので足しただけで満足しないこと。
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