構成を考えて、章立てをしてみよう
レポートや論文を書く段階になったら、まず全体の構成を考えてみよう。社会学において調査を含むような論文や報告書の一般的な構成は下記に示すとおりですが、必ずしもこれに準拠しなくてはならないということはありません。自分の議論を説得的・魅力的に行うには、どのような構成が相応しいか考えてみよう。
論文の構成例
1.背景・問題意識
何について論じよう(調べよう)と思うのか、なぜこの問題を取り上げるのか、この問題を論じることがどのような意義を持つのか、など。
2.目的・調査概要
何を目的に調査を行うのか、調査の詳細な概要(対象や場所、日付、方法など)、本調査の制約(どのような制約のもとに調査が行われたのか)、など。
3.分析
目的に基づいて実際の分析を行う、本論となる箇所。調査した内容をすべて漏らさず記載することは難しい。どの分析を行い、それらをどのように結論へ結びつけていくかを考えて、構成する。
4.結論
もういちど目的を振り返ってみて、それを踏まえて結論へ進む。但し、実際に調査を行ってみると、当初の目的とは異なる、あるいは違う、新しい発見がある場合は少なくない。そのような場合、もう一度目的に立ち返って構成を考え直したり、あるいは、そうした変化の過程自体を記述したりすることもある。大事なことは、ここへきて、取り繕ったような結論でごまかそうとしないこと。
また、もっと重要なことは、これまでの分析から結論を導くこと。分析されていない、あるいは分析から導かれないような結論は、単なるその場の思い付きの場合が多い。
多くの場合、論文の構成は、その論文の章立てとほぼ同じとなるでしょう。構成ができたら、次は、より詳細な章構成を考えてみよう。例えば、次のように、まず章レベルを考え、次の各章の節レベルの構成、そしてその内容へと掘り下げていく方法があります。
構成を掘り下げていく例
1.まずは「章レベル」

2.つぎは「節レベル」まで考え、各章で論じる内容を考える

3.そして「節の内容」を具体的にしつつ、議論の流れを追ってみる

4.いざ執筆!
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自分の問題関心、分析、結論を説得的・魅力的に伝えるためには、どのように全体の構成を考えればよいだろうか? |
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各章内の構成まで掘り下げて考え、それぞれのつながりに論理的なおかしさがないかをチェックしてみよう。 |
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