最後に、文章や画像を格好よく見せる効果の設定を紹介します。
　テキストフレームや画像フレームを「選択ツール」で選択した状態で、画面上方のコントロールパネルの「fx」のボタンをクリックします(図29)。
　一番上の「透明」を選択すると、文字や画像の不透明度を調整することができます(図30)。画像をページ全体の背景画像にしたい場合は、ここで不透明度を30％程度に設定し、画像を右クリックして表示されるメニューから「重ね順」→「最背面へ」を実行します(図31)。不透明度は、「fx」のボタンの下の矢印をクリックすると表示されるバー(図32)でも調整できます。

　「fx」→「ドロップシャドウ」を実行するか、「fx」の左隣のボタン(図33)をクリックすると、文字や画像に影がつきます。そのほか、画面上方のコントロールパネルでは、フレームの縁取りや、フレームの回転なども行うことができます。

　これで、InDesignの基本的な使い方の説明は終わりです。次に、InDesignを使った学科紹介パンフレットの制作プロセスを見てみましょう。