次に、画像を貼付ける方法を説明します。 文章に画像が重ならないようにするには、「ウィンドウ」→「テキストの回り込み」を実行するという方法もありますが、ここではもっと単純な方法をとります。 画像を貼付けるスペースを空けるために、「選択ツール」で文字の流し込まれたテキストフレームを1つ選択し、サイズを縮小します(図23)。空いたスペースに、画像ファイルをドラッグ&ドロップすると、フレームつきの画像が表示されます(図24)。
このままだとサイズが合わないので、サイズを調整します。画像フレームを選択し、周囲に表示される小さな四角をドラッグして、サイズを変更します(図25)。縦横比を維持したままサイズを変更したい場合は、Shiftキーを押したまま四角をドラッグします。フレーム全体を移動する場合は、フレーム内のどこかをクリックしたまま移動します。注意したいのは、サイズを変更しても、フレームのサイズしか変更されないという点です。画像のサイズも変更する場合は、画像を右クリックして表示されるメニュー(図26)から、「オブジェクトサイズの調整」→「内容をフレームに合わせる」を実行します(図27)。この点はWordなどのワープロソフトとちがいますので、注意して下さい。
画像にキャプションをつける場合は、「横組みグリッドツール」5でテキストフレームを作成し、そこに説明文を入力しましょう(図28)。画像ファイルはできるだけサイズの大きなものを用意して下さい。元のサイズが小さいと、印刷したときに綺麗に仕上がりません。Word等に貼付けた画像をそのままコピーするのも、やめた方がいいです。
5 キャプションは本文とは違うので、条件によってはテキストフレームを使用します。グリッドを使用する場合、キャプション用のグリッドを設定してグリッドフォーマットなどに登録しておくと便利です。
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