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4-6 学科紹介パンフレット制作体験記
4-6-13 制作体験記:大学案内


大学案内マップ担当学生の制作体験記

構想
 ゼミで社会学科を紹介するパンフレットを作るといきなり言われたので驚いた。まず誰が何のページを作るか決めた。私は、甲南大学は建物がきれいでオシャレなところが魅力の一つだと思うので、大学案内マップを作ることにした。社会学科の先生方にインタビューするのも面白いと思ったけれど、他の人とかぶっていたからである。

取材
 構想が決まったので、マップに載せる写真を撮りに行った。マップに使う建物や教室の写真は、自分の好きなときに撮影できたので楽だった。あまり人が多いと撮影できないので、授業時間中に撮りに行ったが、午後以降だと、適度な人の数だったのでちょうどよかった。食堂や生協など、人が多いところで撮影するのは恥ずかしかった。また、人の顔をあまり写さずに人の写真を撮ることは難しかった。今まで人の顔を写さないように写真を撮ったことがなかったからである。人がたくさんいるところでは、どうしても顔が写ってしまうので、微妙に角度を変えたり、人が後ろを向いた瞬間に撮ったり、何度も撮り直したりした。

制作
 取材も制作も、できるだけゼミ時間内に終わらせようとがんばったけれど、InDesignで実際に制作するのはとても時間がかかったので、時間外にもやらなければいけなかった。
 まずInDesignを使うのは初めてだったし、Wordなどともやり方が違うので、慣れるまで大変だった。先生も最低限のことしか教えてくれなかったので、自分で使い方をマスターしなければいけなかった。何とか作成できたけれど、まだ全然使いこなせない。でも雑誌を作るのに実際に使っているだけあって、様々な機能があり、使っていて面白かった。
 大学案内マップのデザインは、ある雑誌で使われていたお店の特集ページを参考にした。真ん中に大きいマップがあって、そこから矢印で外に説明や写真が書いてあるもので、レイアウトをほとんどそのまま使わせてもらった。真ん中の大学マップは、ペイントソフトを使って自分で作った。手書き風にしようと思っていたので、外枠をスプレーで書いたりするなど、いろいろと工夫した。スプレーを使って、まっすぐ線を引くのは難しかった。けっこう苦労して作ったマップだったけれど、最初に時間をかけて作った大学マップはサイズが小さすぎた。そのため、もう一度大きいサイズで作り直さなければいけなかったので、かなりショックだった。また、このマップを作って初めて「交友会館」が「甲友会館」だと知った。ちゃんと確認したことがなかったから、入学してから今までずっと知らなかった。間違えていたと気づいて、かなり恥ずかしかった。

発表
 制作途中のパンフレットをゼミで発表した。そのときはまだ背景に何も貼っていなかったので、ちょっと寂しい感じだった。そこで背景に大学内の写真の不透明度を下げて貼るといいというアドバイスをもらったので、その通りにしてみた。するとそれだけでかっこよく見えるようになった。少しの変化で見栄えが全然違うので、良いアドバイスをもらえてよかった。他にもコメントが普通で面白みに欠けると指摘された。でも、パンフレットの1ページ目にくることを予想していたので、普通のコメントにしようと思って変えなかった。この発表で初めて他のメンバーのパンフレットを見た。まだみんな途中だったけれど、それぞれデザインも全く違っていたので、参考になった。

仕上げ
 InDesignでパンフレットを作成するのは時間がかかり、なかなか完成しなかった。締め切りも迫っていたので、パンフレットを一気に完成させるために、ゼミ合宿をした。終わるまで寝られないと言われていたので、気合を入れて作った。徹夜した人もいたけど、みんな完成できて締め切りにも間に合ったので、本当によかった。たぶん先生が一番安心していたと思う。

制作を終えて
 パンフレットの制作に入ってからしばらくの間、みんな全然進まなくて本当にこのパンフレットが完成するのか不安だった。でも最後にはゼミ合宿をしたかいあって、ちゃんと完成したのでよかった。完成したパンフレットを見ると、予想以上にクオリティの高いものができたのではないかと思う。InDesignの使い方も覚えられてよかった。また甲南大学について、まだ知らないことがたくさんあることにも気づいた。時間をかけて作ったパンフレットなので、これを読んで少しでも社会学科に興味をもってもらえたらうれしい。

教員からのコメント
 大学案内マップの部分は一番作業が順調に進み、早い段階から完成していました。出来上がったものを見ると、説明の文章がやや硬く、もう少し面白みのある内容でもよかったかなと思います。
 真ん中のマップの画像は、苦労して手作業で作り込んだだけあって、なかなか味のある仕上がりになっています。
 最後に背景画像を取り入れたことで、見栄えがよくなったと思います。

10号館紹介担当学生の制作体験記

苦労した点
 一番苦労した点というと、やはり「InDesignの使い方がよくわからない」ことでした。パンフレットの素材は揃っているのに、名前も初めて聞くソフトなので、なかなか使いこなせませんでした。私なんか先生の説明をよく聞いていなかったので、毎回パソコンを開くたびに悶々としていました。何度キーボードを叩き壊そうと思ったことか。
 とくに素材を貼付ける際、Wordでつくった吹き出しや矢印、図表、画像は、InDesignでプレビューすると解像度が下がってしまうため、とても苦労しました。

制作
 はじめの頃は半泣きでしたけど、いろいろと四苦八苦しながらイジッテいるうちに、自分でレイアウトを考えることがだんだん楽しくなりました。「ここの写真は不透明度60%にして、この縦枠は太目二重にする。あ、ここに吹き出しつけちゃえ」みたいな感じです。最終的には、ゼミ授業の一環としてパンフレットを作らなければという意識よりも、遊び心の方が大きくなりました。

仕上げ
 調子が上がってきた頃、一度ページが全部消えてしまった時には、「InDesignこの野郎。もうやるもんか」と膝を抱えたときもありました。仕上げのゼミ合宿では、作り直しやらなんやら。ギリギリでしたが無事パンフレットが完成してよかったです。正直しんどかったけど、意外となんとかなるもんだと思いました。出来上がったのがこれです。

制作を終えて
 後日先生の手直しバージョンのパンフレットを見たときは、素直にすごいなと驚きました。これがプロの力かと。表紙などもすごくカラフルになっていて、私が担当した10号館紹介のページも断然見やすくレイアウトされていました。配色、フォントサイズ、間隔の取り方など、とくに難しい技術ではないけれど、相手により効果的に伝える方法を確実に押さえていて、今後授業でレポートや資料を作るときの参考にもなり、とてもよい勉強になりました。

おまけ
 平尾セミナーハウス
 12月21日にゼミ合宿を行った場所です。暖房、二段ベッド、お風呂もあり、とてもきれいで快適でした。入館した瞬間、ここはホテルかと思ったほどです。学生は1000円で一泊できます。文化部もよく使用しているみたいです。

ボツ案
 本当はもう一つ温めていたアイディアがありました。「この部屋、誰のでshow!」みたいな社会学科の先生方の研究室をクイズ形式で紹介するページです。「クイズ形式にするのではなくてそのまま全員分紹介したら」との指摘を受けて再考したのですが、何も装飾しないシンプルな先生もいてその点をどう表現するか、また時間も厳しく(自業自得ですが)煮詰まったので、今回は作成しないことにしました。でも今思えば、ダメ出しにもめげずに作っとけばよかったなあと、若干後悔しています。
 確かな計画性と、最後まで諦めずにやり切ってみることが大切なんだなあと、自分の性分に不足しがちなこの二つを、パンフレットのボツ案作成時に考えさせられました。

教員からのコメント
 InDesignの場合、画像等の素材はできるだけ大きいものでないと、出来上がりが綺麗になりません。ですので、原案をWord等で作成しても、それをそのままInDesignにコピーすることはできません。
 10号館の取材のページは、遊び心がよくいかされていると思います。レイアウトなども工夫されていて、一番光る内容になっていると思います。

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