組別総合原価計算とは、同一工程において2種類以上の異種製品を連続生産する企業で用いられる原価計算である(原価計算基準23)。組別総合原価計算では、製品の種類別を「組」とよぶ。
組別総合原価計算では、当月製造費用を組直接費と組間接費に分類する。そして、組直接費は各組に直課し、組間接費は各組に配賦する。なお、組直接費は、特定の組製品に対して直接に認識・集計できる直接材料費などをさし、組間接費は、各組の製品に対して共通的に発生する加工費をさす。