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原価計算 李 健泳
第13章 戦略的原価計算

13-3  反復的意思決定の問題(経済的発注量の決定)

原材料や部品などの経済的発注量(economic order quantity: EOQ)とは、それらの発注費と保管料や在庫金利などの保管費との合計である年間の総在庫関連費用を最小にする1回当りの発注量である。年間在庫関連費用、年間発注費、年間保管費の間につぎの関係式が成立する。

年間在庫関連費用 =年間発注費+年間保管費
=年間の発注回数×1回当りの発注費+平均在庫量×1個当りの年間保管費
=(年間必要量/1回当りの発注量)×1回当りの発注費
  +(1回当りの発注量/2)×1個当りの年間保管費

年間在庫関連費用を最小にする発注量においては発注費と保管費が同額になるため、次式が得られる。

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