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環境計測のための機器分析法 茶山健二
2章 吸光光度法 色で分析する
2-7  発色反応と発色試薬(色を付ける試薬)
 化学的前処理のうち吸光光度分析にとって本質的な発色反応は、その反応機構により、酸化、キレート生成、イオン会合、付加、塩生成、ヘテロポリ酸生成とその還元などに分けられます。これらのうちキレート生成を利用するものが大部分で、(図2・7)は、構造別に分類したキレート性発色試薬の例です。
図2・7 キレート性発色試薬の例
 定量分析に用いられる発色反応に関して望まれる条件は、以下のような条件です。  発色試薬はきわめて多いのですが、上記の条件でこれらのすべてを満足するものはほとんどなく、液性の調節、妨害物質の分離、またはマスキングをすることで個々の化学種の分析を行います。
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