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modern asian economy
1-6. 危機は1997年10月に香港/11月から韓国ウォンが暴落
担当:甲南大学 高龍秀<コ・ヨンス>


10月下旬に香港に通貨アタック:東南アジアの危機が北上=東アジアに。
・1ドル=7.8HKドルというドル・ペッグ制(固定相場制)に対し大量のHKドル売り。
・香港当局は、金利を急上昇させ対抗:ペッグ制は守ったが、金利上昇から株式市場急落
⇒東京、NY株式市場も余波で急落。先進国経済にも影響。

危機の香港への波及=韓国にダメージ
香港危機はなぜ韓国に波及したのでしょうか。

(@) 香港・韓国・日本は同じ東アジアと認識されました。
危機が香港(東アジア)にまで波及した以上、輸出の落ち込み・経常収支の赤字・財閥破たんという問題を抱えた「韓国も危ない」という認識が欧米に広がしました。

(A) 韓国金融機関は香港を拠点に、中国の株式・土地投機、香港株式投資、東南アジア投資を行っており、それらの資産が急落していくのを欧米金融機関が認識していました。

韓国の通貨・ウォンの急落
・1997年11月17日に1ドル=1000ウォンを突破し、12月23日2000ウォンにフリーフォール。
・11月21日にIMFに緊急支援を要請し、12月3日には史上最大規模の550億ドルの支援が決定しました。
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