金融機関論 |
株式会社の資本調達の方法は非常に多様ですが、1970年代までは銀行借入が圧倒的に大きな比重を占めてきました。
銀行借入中心の資本調達を続けてきた結果、銀行と企業との関係はメインバンク制[ メインバンク]と呼ばれる、資金の貸し手と借り手の単なる関係を越えた密接な関係が構築されることになりました。 しかし1970年代以降、各種の証券の発行市場が整備されたり、その後のバブル時代の株高、資本調達の国際化などを経て、現在は従来ほど銀行借入一辺倒という状況ではなくなってきています[ エクィティ・ファイナンス]。 |
(馬場 大治) |