半導体に関する学生実験
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3−7. 半導体と金属の電気伝導度の温度依存性
 

実験の目的

 サーミスタと白金抵抗温度計をもちい抵抗の温度係数の正負が半導体と金属で異なることを知りその原理を理解する。また金属の熱起電力を理解し、温度測定の方法を体得する。


実験
  • 図3−7−1のように測定回路をくむ
  • スライダックをゆっくりとあげ試料台に熱を印加する。
  • 熱電対の起電力を読みとり同時にテスターのオームレンジを使用しサーミスタ(半導体)と白金熱抵抗体(金属)の抵抗を測定する

図3−7−1

一般的注意事項


レポートに書くべきこと
  • サーミスタ(半導体)と白金熱抵抗体(金属)の電気伝導度の温度依存性のグラフ(縦軸に電気伝導度、横軸に絶対温度の逆数を取る)
  • グラフと式(1)からサーミスタに使われている半導体の活性化エネルギーを求める。
  • なぜ半導体と金属の電気伝導度の温度依存性が異なるのか?バンドギャップの観点から考察せよ。

レポートの書き方
グラフの書き方


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