社会調査工房オンライン-社会調査の方法
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1-3 調査の実施とデータの集計
1-3-2 調査票のチェック


調査票を回収したらまず行うこと
1.調査票に通し番号をふる
 誤入力などの際に、常に調査票で確認できるように!
2.調査票のチェック
 記入済みの調査票は、通常、そのままではデータ入力をすることはできない。記入漏れや、事後作業のルールを決めておく必要がある。調査表に赤ペンなどで、正しく記入したり、明瞭にしたりする作業を行い、データ入力を効率的にする。
  • 誤記入:誤った記入はないか、紛らわしい記入はないか、付問には正しく答えているか
  • 記入漏れ:記入漏れはないか
  • 記入の矛盾:回答が矛盾していないか
    (未婚なのに子どもがいる、など)
  • アフターコーディング:事後的に選択肢を操作する必要があるか
    (「その他」で同一項目が多い場合、それを新たな選択肢にするか、など)
3.入力のルールを決める
 回答をどのように処理するかを事前に決めておく必要。

集計計画:データ入力の際の形式・ルールなど
  • 各質問が「変数」となる。ただし、複数回答の場合は、各選択肢をひとつの変数にし、選択されていれば「1」選択されていなければ「0」などとする。
    ⇒ 変数名の例:q1、q2s1、q2s2
  • 各選択肢が「値(素データ)」となる。選択肢が数値であったり、番号が割り振られている場合には、そのまま入力すればよい。
  • 無回答」「非該当」などの場合、どの値(数字:「9」「99」などの他に該当しない数字)を入れるかを決める。
    ⇒ その他、必要なルールを決め、それをマニュアルにして共有する。

 通し番号変数1:性別変数2:年齢変数3:地域 … 
対象者111221
対象者222231
31231


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