調査票を回収したらまず行うこと
1.調査票に通し番号をふる
誤入力などの際に、常に調査票で確認できるように!
2.調査票のチェック
記入済みの調査票は、通常、そのままではデータ入力をすることはできない。 記入漏れや、事後作業のルールを決めておく必要がある。調査表に赤ペンなどで、正しく記入したり、明瞭にしたりする作業を行い、データ入力を効率的にする。
- 誤記入:誤った記入はないか、紛らわしい記入はないか、付問には正しく答えているか
- 記入漏れ:記入漏れはないか
- 記入の矛盾:回答が矛盾していないか
(未婚なのに子どもがいる、など)
- アフターコーディング:事後的に選択肢を操作する必要があるか
(「その他」で同一項目が多い場合、それを新たな選択肢にするか、など)
3.入力のルールを決める
回答をどのように処理するかを事前に決めておく必要。
集計計画:データ入力の際の形式・ルールなど
- 各質問が「変数」となる。ただし、複数回答の場合は、各選択肢をひとつの変数にし、選択されていれば「1」選択されていなければ「0」などとする。
⇒ 変数名の例:q1、q2s1、q2s2
- 各選択肢が「値(素データ)」となる。選択肢が数値であったり、番号が割り振られている場合には、そのまま入力すればよい。
- 「無回答」「非該当」などの場合、どの値(数字:「9」「99」などの他に該当しない数字)を入れるかを決める。
⇒ その他、必要なルールを決め、それをマニュアルにして共有する。
| 通し番号 | 変数1:性別 | 変数2:年齢 | 変数3:地域 | … |
対象者1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 |
対象者2 | 2 | 2 | 2 | 3 | 1 |
: | 3 | 1 | 2 | 3 | 1 |
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