社会調査工房オンライン-社会調査の方法
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3-4 観察法の分析
3-4-1 分析の前に 〜データ整理のススメ〜


調査データの整理

 調査を実際に行い、様々な記録が生まれてきたら、次は、それを分析していく段階。データの分析は、まず、そうした多くの記録を整理することから始まります。特に、構造化された(仮説検証型の)調査でない場合は、こうした整理・分類の作業自体がとても大事です。

調査データについて
 個々の調査メモや、収集した資料などは、「いつ、どこで、(どのような状況で)」なされたかを記録しておく。

Think!
⇒ 日付や、場所など、どのような情報を付与すればいいか考えてみよう。

ファイリング
 もっとも簡便な整理の方法は、A4などの定型のファイルに資料などを整理していくこと。例えば、資料などが多いときには、大き目の封筒に入れ、内容を表に書き、それらを種類ごとにファイルボックスに入れるという方法など、工夫の仕方はいろいろあります。

Think!
⇒ 日付順や、種類順など、どのようにファイリングすればいいか考えてみよう。

電子データ化
 近年では、写真や音声、メモなどは、初めの段階からデジタルデータ化されていることが珍しくない。また、スキャナの普及により、紙焼きの写真を取り込み、紙ベースの資料をpdfファイル化するなど、多くの調査データをデジタルデータ化することができる。
 ただし、何でもかんでもデジタル化すればいいというわけではない。また、デジタルデータ化しても、資料の原本はそのまま大切に保存しておくべきである。


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