構想
高校生に甲南大学社会学科について知ってもらうために、私はもう一人のメンバーと一緒に社会学科の学生にアンケートを行い、その結果を紹介することにした。甲南大学のパンフレットを参考にして、高校生に興味を持ってもらえるようなものを考えた。
まず高校生が何よりも関心をもっていることとして、アルバイト、サークル、お金事情、買い物事情など、華やかにみえる学生生活のことを質問項目にした。また、社会学科の授業や、昼ごはんのことも質問項目に加えた。
スケジュール
2人で質問項目を考えて、合計13項目のアンケートをつくり、7月の社会学科の必修科目の授業で配り、授業後に回収した。少しあわただしかったので、回収率は60%くらいになってしまった。
9月と10月にアンケートのなかからパンフレットに載せる項目を選出して、2人の役割を分担した。私は授業、昼ごはん、資格の項目を担当することになり、もう一人はアルバイト、サークル、お買い物事情の担当になった。Wordで文章を作ったり、エクセルで円グラフを作ったりした。11月はずっとInDesignを使い、Wordの文章やエクセルで作った円グラフを挿入したりした。最終的に、年末に行われたゼミ合宿で完成した。
取材
ほとんど7月に実施したアンケートにもとづいて作ったが、何人かにメールで聞いたりもした。また、資格の項目を作る際には生協の書籍部に行き、人気の資格や役に立つと思われる資格について取材した。とても丁寧に答えてくれた。「甲南大学の社会学科のパンフレットのための取材をしています」と説明すると、社会学科には女の子が多いため、秘書検定が人気なことも教えて下さった。最後に「がんばってね。」と言って下さったのでうれしかった。
発表
一通り出来上がったものをゼミで発表したのだが、そこで指摘されたのは、高校生のためのパンフレットにしては文字ばかりで堅苦しいので、画像などを入れた方がいいこと、文字のサイズが大きすぎるのでもう少し小さくすること、縦書きのパンフレットなのに横書きにしていたので、縦書きに直すことなどだった。
画像を挿入した方がいいことなども指摘されたので、お弁当の写真を撮らせていただいて挿入した。また、もう少し社会学科に見られる傾向なども入れた方がいいという指摘もあった。
苦労した点
まずアンケートについては、アンケート用紙が2枚分になってしまい、100人分の用紙を用意していたので、ホチキスでとめるのに苦労した。
InDesignを使った作業では、レイアウトを考えることや、ソフトを使いこなすことに時間がかかり、苦労した。最初は画像を小さくする方法もわからず、訳が分からなかった。また、学校のノートパソコンにしかソフトがインストールされていないため、家に持ち帰ったり、学校に持ってくるのが大変だった。
USBカードに保存しなければいけないことを忘れていて、せっかく作ったのにまた1からやり直しということもあった。その日の授業の後、すぐに生協までUSBを買いにいった。
ボツ案
買い物の項目のところで、とある洋服屋さんに置いてあったパンフレットがすごく素敵だったので、デジタルカメラで撮って載せようとしたのだが、著作権の問題でできなかった。
制作を終えて
夏からずっとやってきて少しのんびりしていたら、他のみんなはとてもすばらしいものを作っていた。もう一人のメンバーとおたがいに喝を入れてがんばり始めたのが遅く、最後は大変だった。
貼付けた円グラフがギザギザになってしまうのを直すことに時間がかかったりして、ゼミ合宿のときは夜中の1時ぐらいまでかかった。先生が手を加えて下さったこともあり、完成したパンフレットはとても素敵だと思う。高校生がこのパンフレットを読んで、甲南大学の社会学科に興味をもってくれればいいなと思う。完成したパンフレットのレイアウトは見やすいように変わっていて、こんな風にすればいいんだなぁ、と参考になった。
教員からのコメント
仕上げの段階で、デザイン面でかなり手を入れました。とくに、見開きのページで左右に関連する内容が並んでいましたので、その関連が一目でわかるように、色のついた枠をつけました。また、Excelで作った円グラフの背景が白地になっていたので、背景を透明につくりかえました。文章も読みやすくアレンジしました。