社会調査工房オンライン-社会調査の方法
←→
6-2 コンピューターを使った情報検索、情報発信
6-2-2 デバイスについて


 パソコンには本体のほかに様々な周辺装置(Device)がある。それらについて基本的な知識を持っていることが必要である。
  • キーボード
     データを打ち込むときに必要になるデバイス。かつては、日本語で打ち込む富士通スタイルのユーザーがいたが、ローマ字変換で打ち込むことを勧める。ブラインドタッチができるようになるのが好ましい。最近ではUSBポートにつなぐものが主流。コードの不必要なもの(ワイヤレス)も出てきた。パソコンに異常が起きたとき、キーボードのファンクションキーにもお世話になる。テンキーと言って、数字を打ち込むときに便利なキーがついているのもある。日本語と英語の混在テキストを作るときには、半角/全角が便利。また、[Ctrl](コントロールキー)はなにかにつけ用いる。たとえば、[Ctrl]と[C]はコピー、[Ctrl]と[V]は貼り付け、[Ctrl]と[X]は切り取りになり、[Ctrl]と[S]はファイルの保存であり、コンピューターに異常が起きてフリーズしたときに、再起動をかけるには、[Ctrl]と[Alt]と[Delete]を押す。また[Delete]は後ろのデーターを消すとき、[Backspace]は前のデーターを消すときに使う。
  • マウス
     おそらくネズミに似ているところからこの名前が付いた。Windowsの場合は、右クリックができるマウスで、右クリックは大変便利であるから使えるようにしよう。マウスだけで、選択、消去、コピー、貼り付けができる。これもUSBポートにつなぐものが増えてきたが、コードの不必要なもの(ワイヤレス)も出てきた。
  • ディスプレイ
     モニタとも呼ぶ。画面である。コンピューターの画面表示が高速でしかも繊細な表示が可能になるように、本体のなかにアクセラレーターというボードが差し込まれている。最近では、テレビとの一体化が図られている。現在では液晶モニタが普及してきた。デジタルのモニタもある。Windows XPには、複数のモニタ(マルチディスプレイ)の機能がついているので、二つの差し込み口のついたパソコンであれば二台のモニタに別々の画像を写すことが可能である。
  • FD、CD、DVD、HD
     これらはすべて外部記憶装置である。以前は、せいぜい1.4MBほどの記憶容量しかないFDが記憶媒体の主流だったが、現在ではFDはほとんど用いられなくなり代わって、最低でも600MB以上の記憶容量のある媒体(CD、DVD、HDなど)が用いられるようになってきた。画像データなどの大容量のデータを持ち運びできるようになったのである。
  • プリンター、スキャナーなど
     作成されたデータを印刷するためにはプリンターが必要である。さらに画像データを作るために、データをスキャンする装置として、スキャナーがある。そのほか写真データ用のフィルムスキャナーもある。
  • コード類
     外部装置をコンピューターにつなぐためのコード類は、最近ではUSBコードが主流になっている。USBコードはつないだり、はずしたりするのが自由であるうえに、データ伝達が早いので、現在では、パソコンに標準で装備されるようになってきた。
  • 最後にこうした外部装置をコンピューターで用いるために、特別なプログラムが必要である場合が多い。接続のためのプログラムをドライバー(Driver)という。外部装置と一体で入手する。ドライバーをインストールすることによって、外部装置をパソコンが認識するのであるが、なにしろパソコン内には、さまざまなプログラムが入っているので、既存のプログラムとコンフリクトを起こしたりすることがある。コンピューターの不具合は、そのほとんどがこうしたコンフリクトである。

←→
copyright(c)2004 Konan University All Rights Reserved.