社会調査工房オンライン-社会調査の方法
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6-2 コンピューターを使った情報検索、情報発信
6-2-3 コンピューターのバグとウィルスについて


 コンピューターのプログラムほど不思議な商品はない。すなわち市販のアプリケーションはすべて未完成品なのである。したがってアプリケーションをインストールすることによって、パソコンが動かなくなったりすることが頻繁に起こる。人間の書くプログラムだから欠陥があると同時に、OSが公開されていないために、どうしても欠陥はさけられない。これをバグという。ソフトと呼ばれるアプリケーションを販売しているサイトでは、バグ修正とアップデイトのためのデータを公開しているので、必要に応じてサイトからダウンロードし、修正・アップデイトする必要がある。
 現代のコンピューター社会において最大の害悪のひとつは、コンピューター・ウィルスである。最近では、パソコンを購入すると、必ずアンチ・ウィルスのソフトが付いているのもあまりにも被害が多いからである。しかし、ウィルスで一番怖いのは、インターネットや社内LANなどコンピューターをネットワークにつないでいるときである。とくに、メールなどを介してウィルスが運ばれてくる。電子メールにアンチ・ウィルスのチェックがかかるように設定しておく必要があるとともに、Microsoftの無料メールソフト Outlook Expressなどを使うときには、つねにMicrosoftから出されるウィルス情報に注意しておこう。また、ハッカーの標的にならないような、他のメールソフトの利用を考えることもひとつの対抗手段である。

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