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素粒子物理研究所(CERN http://public.web.cern.ch/public/)で始まったインターネットの世界(World Wide Web)では、多くの人がWebページを作り公開している。Webページを一冊の本ととらえると、インターネットは、世界図書館のようなものである。そこでは、様々な情報が公開されている。この情報をパソコンで閲覧するために、ブラウザー・ソフトが開発された。代表的なものは、Internet ExplorerとNetscape Navigatorである。世界のWebページを閲覧するために、Mosaicというブラウザー・ソフトが一九九〇年代に開発されたことが今日のインターネットの隆盛をもたらした。現在もっとも普及しているブラウザー・ソフトは、Internet Explorerであるが、これは、世界市場を独占していたマイクロソフトのOSが付属ソフトとしてInternet Explorerをバンドルしてきたことに起因する。パソコンを買えば、Internet ExplorerとOutlook Expressというメールソフトが必ず付属しているため、インターネットにアクセスする人は、たいていこの2つのソフトを使ってきた。
Internet ExplorerとMosaicを受け継いだNetscape Navigatorも基本的に無料で、インターネットのサイトからダウンロードできる。このブラウザー・ソフトに飽き足らない人が最近では別のブラウザー・ソフトを使い出した。そのなかでとくに優れているのが、Opera(http://www.opera.com)である。これは、複数のWebページを一つのウィンドウで切り替えて閲覧する方式のブラウザであり、多くのページの閲覧時の簡便さのみならず、システムリソースの消費が少ないなどの利点がある。
検索エンジンとして、もっとも普及しているのがYahoo!(http://www.yahoo.com)である。Yahoo!は、人の手によって細かい項目に分類されたディレクトリー型のリンク・データベースである。それに対し、データベースを作る為の検索ロボット・プログラムを使用しWebページを巡回、収集して作成されるリンク・データベースがGoogle(http://www.google.com)である。このほかにもたくさんの検索エンジンがインターネット上に無料で公開されている。また現在では、Webページを掲載している図書館の大半が独自の検索システムを公開している。
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