社会調査工房オンライン-社会調査の方法
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8-5 いよいよ, データの集計と解析を行おう


 月刊誌の『non-no』は、かつては毎月5日と20日に、月2回刊行されていました。創刊された1971年から2005年までの毎年の8月5日号、35冊について、変数〈綜頁数〉と〈価格〉の基礎集計を左下の表8-2にまとめてあります。〈綜頁数〉の最小値は1971年の168頁、最大値は、日本ABC協会調べで毎号100万部近くが売れていた1996年の332頁、平均値は、おおよそ254頁。創刊から44年経過した2014年の8月号が206頁ですから、創刊した頃に厚さが戻っていることが判ります。
 〈価格〉の最小値は1971年の190円、最大値は2005年の460円、データ分布のど真ん中を意味する中央値が380円。本稿執筆時の最新号、2016年2月号は590円です。
 この基礎集計だけからでも『non-no』の歴史的変遷が浮かび上がってきます。〈綜頁数〉と〈価格〉には、正の相関関係があることも右下の図8-1から明らかです。
表8-2
図8-1

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