「社会調査工房オンライン」は、甲南大学文学部社会学科における社会学・人類学教育の重要な柱である調査教育を、とりわけ学生のみなさんの自学自習の推進や、学生にとってより実際的・実践的な調査教育の展開を実現するためのコンテンツをオンライン上で提供することにより、その効果を一層高めることを目的としています。
　とりわけ、学生のみなさんが、ゼミ論や卒論などで実際に社会調査を実践する際に、これまでの講義内容を思い出し、活用するために用いてみてはどうでしょうか。
　また、最近ではこのコンテンツが広く知られるようになり、学外での利用も多くなってきています。下記にあるとおり、本来の趣旨は、講義やその後の学修、研究との組み合わせでの活用が想定されたものですが、広く学外においても活用して頂ければと考え、インターネット上の公開コンテンツとしています。

講義とともに
　「社会調査基礎演習�T・�U」「社会調査法」「フィールドワーク研究」「社会統計学」など、甲南大学文学部社会学科には、多くの調査関連科目があります。また、それらの多くの時間では、実際に実習・演習を行いながら、調査について学んでいきます。このコンテンツは、こうした講義と平行して用いられることもありますし、それらの予習・復習用としても役立つことでしょう。
　また、講義の進行に合わせて、課題や参考データ、過去のレポートなどを参照することもありますし、自分が書いたレポートがやがて後輩の「お手本」として掲載される可能性もあります。
　講義での活用のしかたは、それぞれの講義で説明を受けてください。

自習用として
　このコンテンツは、調査関連科目を履修しなかった人、社会学科以外の学生のみなさん、さらには広く学外の方々など、実際に講義を受けていない人にとっても独立して理解できるように作成されています。ページによっては、練習問題やレポートの事例、サンプルデータなどが掲載されている場合もあります。必ずしも講義に出ていなくても理解できる内容を豊富に盛り込んでいますので、それぞれの必要にあわせて活用してください。

ゼミ論・卒論での研究のために
　本コンテンツをもっとも有効に活用できるのは、ゼミ論や卒論で実際に調査を実践するときかもしれません。実際に「いざ調査！」という段になっても、講義や実習で行った内容を完璧に再現できるかといえば、なかなかそうもいかないでしょう。今度は自力で実践するために、過去に聞いた、考えたことを再び思い出すための、いわば「備忘録」のように、まずはリンクをたどって行ってみてください。