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modern asian economy
5-4. コンディショナリティで求められた、金融機関と企業の改革
担当:甲南大学 高龍秀<コ・ヨンス>


■金融機関の改革:アジア各国での最優先課題
BIS(国際決済銀行)の自己資本比率を厳格に適用。金融監督機関の権限強化。
【 韓国 】
5銀行の清算、3組の銀行の合併、2銀行を海外売却予定。
一時的に失業者を増大させたが、1999年までに不良債権はかなり処理し、金融システムが安定化。
【 タイ 】
56のファイナンスカンパニーの閉鎖。外資出資比率を緩和。

■企業(財閥)の改革:国際会計基準による財務諸表の透明性、独立的な外部監査制
コーポレート・ガバナンス(企業統治)の確立
【 韓国 】
財閥の高い負債比率。
 ⇒1999年末までに200%以下に達成した。
財閥の過剰な多角化「蛸足経営」の解消。
 ⇒ビッグディール(大規模な事業交換):半導体(LG半導体を現代産業電子に吸収)・石油化学で進展。
しかし、財閥総帥を中心とした「責任を負わない経営支配」の問題は残る。
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