社会調査工房オンライン-社会調査の方法
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観察法 菅康弘・宮垣元

 ここでは、「観察法」の考え方と方法を、実際にそのプロセスをひととおり自分でやってみることを通じて学びます。観察法にも様々な種類がありますが(3-1:観察法とは?)、特に「非参与観察法」と呼ばれる方法について考えていくことにします。

 どちらかというと非体系的な印象の強い観察法ですが、ここでは少なくとも以下の5つのステップを意識して行います。

1.観察法を知る(3-1: 観察法とは何かを理解し、その魅力を知る。
2.調査を企画する(3-23-3 : 何をどのように調査するのかを企画する。
3.観察を行う(3-33-4: <実際に街へ出て、五感を働かせて、観察する。>
4.分析を行う(3-4: 集めた様々なデータを分析する。
5.表現する(3-5: 実施した調査の結果をレポートにまとめる。
 観察法のテキストは多くありませんが、下記は学生にもわかりやすくオススメです。このパートの執筆にあたっても参考にさせて頂きました。 特に記して感謝申し上げます。
  • 大谷・木下・後藤・小松・永野, 1999『社会調査へのアプローチ』ミネルヴァ書房.
  • 中道實, 1997『社会調査方法論』恒星社厚生閣.

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