環境計測のための機器分析法 茶山健二
 近年、環境問題は大きく取り上げられ環境教育も盛んに行われていますが、環境汚染物質をいかにして計測するかを理解することは重要です。機器分析法は分析化学の重要な位置を占めておりこれらの理解なしには環境を分析することは不可能です。にもかかわらず機器の使用という机上の論理のみでは説明しがたい部分があり、実際の使用法或いは技術を説明するための映像、図等が理解を大きく手助けします。しかしながら学生にとって、これらの映像は一般的なメディアからは入手困難で、これらの理解を促進するためのコンテンツが求められています。本コンテンツは、主要な機器を用いた分析法を実際の映像或いは図等を含めた解説により理解を深めるもので、理工学部はもとより社会科学系の教職員、或いは学生が見てもその機器を用いての分析の原理が容易に理解できるように工夫したコンテンツとし、それらの映像を多く取り入れる予定です。環境教育の一助となるコンテンツとして有用であります。
コンテンツの目的・ねらい
1章 環境計測のための機器分析法
2章 吸光光度法 色で分析する
3章 蛍光分析 物質を光らせる
4章 原子吸光分析法 ヒントは太陽にあった
5章 ICP発光分析法 プラズマに試料を送り込む
6章 キャピラリー電気泳動法
7章 キャピラリー電気泳動法